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ふりかえる、福かえる

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sealed scissors
展示[wonder garden] 2008年制作
マテリアル:(手前:お守り)木綿、綿(中央:鋏)ハサミ、白糸(奥:カード)ミューズケナフ紙



今年も残りわずかですね。
仲の良い友人たちと、今年の反省と来年の目標を言い合う会をしたり。
なんだか、何かとだんだん節目を感じる季節になってきました。

私個人を振り返ると、年女だった今年はものすごく良い年でした。
年男年女は12年に1度の良い年といわれるだけはあります。今さっき知ってびっくり。

本当にいろんな出会いや幸運にめぐまれた1年でした。
友人が与えてくれたチャンスで個展が開催できたことも、今年の大きな幸運。

ギャラリーCOEXIST展示「wonder garden」では、2004年からこつこつ創りためてきた作品をひとつの空間で表現することができ、良い面も悪い面も、今の自分を知るすごくいい機会でした。
新たな出会いがあったり、自分がつくりたいものがまたひとつ見えてきたり、これからの意欲につながりました。

もちろん、その前月の6月に開催した、戸越銀座の写真店「photo kanon」での展示も。
ブログに載せられてなくてごめんなさい。皆さまどうもありがとう。
weddingをテーマにしたこの展示では、何よりもコラボ企画をしてくださった写真家の服部さんに感謝です。

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cucumber teaのHead Dressなど、参加者の方を私がスタイリングし、記念の一枚を服部貴康さんが撮影する、というスペシャル企画。おかげさまで大好評でした。
参加してくださったみなさまも、こちらも初めてのことだったので至らない点もあったかと思いますが、最後まで快くお付き合いくださりどうもありがとうございました。

ある人はシックに美しく、ある人はナイスにかわいらしく、ある人は繊細に格好良く、みんなそれぞれすっごく素敵でした。みなさまの写真は私の宝物です。
企画&全面サポートしてくださった「gg」小山さん、原田さん、そして、フォトカノンの皆さまに感謝かんしゃです。いつもありがとうございます。

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おかげさまでこの1年は、制作に大きな比重をかけることができ、これからの制作活動について、もっとも多く考えることの出来た年となりました。

いつも横で励まし、ほっぺとおなかが痛くなるくらい笑ったり、おいしいものを一緒に食べたり飲んだり、たくさん話をしたり、お互いを尊敬し、作品やお互いを褒め合い(笑)、成功を素直に嫉妬し合い、悪い時は注意してくれて、渋ってる時にはお尻をばんばん叩いてくれる、そんな家族や恋人、友人たちに、いっぱいのありがとう。
みんなが一緒にいてくれたので、今年はすごくいい年になりました。

どうもありがとうございました!!!
ちょっと早いですが、こんな私ですけれど来年もみなさまどうぞよろしくお願いいたします!!
2010年がみなさまにとって良い年となりますよう!!!!
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by cucumbertea | 2009-12-22 17:23 | other:日々のこと

まほうをかける

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小さい頃、魔法使いに憧れた。

たとえば、そこら辺に転がっているただの石ころを、私が人差し指を指してクルクルと呪文を唱える。するとたちまち、誰も目にしたことのない、この世とは思えないほど美しいものに変わる。
それはそれは、きらきらとして、少し近寄りがたく、人を惹き付けて離さない。

また、薄汚れた暗い部屋の中に籠り、秘密の儀式を厳かに行い、得体の知れない乾燥させた何かと、庭で栽培しているハーブ、それらを鍋の中でぐつぐつと混ぜ合わせて魅惑の魔法をかけたり。

家には煙突と薪ストーブがあり、良い具合に荒れた中庭があり、代々読み継がれ読み込まれた分厚い図鑑がいっぱい入った本棚があり、家具はどれも古く壊れかけていて、年季が入っている。
服は、いい感じに紅茶のカップの輪じみなどがつき、独特の模様がついたテーブルクロスを適当に縫ってまとっている。

日々そんなことを夢見ては、ディズニーの「王様と剣」を繰り返し見たり、魔女の女の子や黒猫を描いたり、友達と魔法使いごっこをしたりして遊んでいた。

中でもパトリシア・クームスの描く絵本「小さな魔女ドリー」のシリーズは大好きだった。
図書館で出会ったその本は当時すでに絶版となっていて、今でも復刻してほしい絵本のひとつ。
少し大きくなってからはTim Burtonの世界観に本気で魅了され、同時に嫉妬した。

今思えば、あの頃のわたしと今も何も変わっていないのかもしれない。
当時描いていた世界観は今もわたしの中にいきいきと存在し、さらに増殖しつづけている。

今も、誰も見たことのない惹き付けて離さないキラキラと光輝いて見えるもの、そういうものをつくりたいと思っている。
わたしだけが使える、秘密の魔法で。

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最初の写真は最近つくったコサージュ。
マテリアル:綿帆布、木綿、ガーゼ、サテン、白糸、流木、ドライ植物、蜜蝋
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by cucumbertea | 2009-12-06 14:45 | art work:制作

とっぱらう

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「sealed bobbin」2006年制作
マテリアル:ボビン、真ちゅうの鍵、白糸、綿テープ、ガーゼ、チュール、アクリル絵具、木、アクリルケース




知らずしらずのうちに縛られているものがある。
あれをやっちゃいけないとか、これをしなきゃいけないとか。何時から何時までここに居なきゃいけないとか。
私は人にくらべたら、とことんそういう事を避けてきた。
どうもがいてもある程度は避けられない高校までは苦しかった。

避けたくて避けてるわけじゃなく、うまく出来なかったから。
ほんとうはもっと溶け込みたかった。出来るならもっとうまくやりたかった。
それに何かを避けるということは、その分の代償も払うということ。

それでも縛りがなくなるなんてことはなくて、今度は自分で自分を縛りつけていた。

こうしかやらないとか、こうあるべきだとか。こう見られているからその通りにしようとか。
知らないうちにこりこりに固くなってしまっていた。

すべてを取っ払って、まっしろな気持ちで、
もういちど、ちゃんとやろう。本気で。がむしゃらに。もっと貪欲に。
今は好きなことを好きなようにできる恵まれた環境にいれるのだから。
もういちど、がんばろう。

たぶんほんとうは、そんな縛りはある種の罠で、ほんとうにあるかどうかは自分次第なのだから。
縛られているということは、守られているということで、今はしんどくても出なくはいけない時期なのだから。
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by cucumbertea | 2009-12-05 01:25 | art work:制作